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広島県の外国人宿泊者は米国が最多、欧米豪で約半分(宿泊旅行統計調査 2025年)|延べ宿泊者数1,163万人泊、外国人は2019年の1.6倍

観光庁の「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」によると、2025年に広島県で泊まった人の延べ数は1,163万1,520人泊で、2019年とほぼ同じ(+0.0%)、前年からは3.7%減りました。うち外国人は211万5,650人泊で、前年から8.0%、2019年からは60.0%増えています(約1.6倍)。従業者10人以上の施設の国籍別では米国が24万370人泊で最多で、米国・カナダ・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・オーストラリアの8か国で外国人の49.4%を占めます。全国ではこの8か国は25.2%で、広島県は並びが逆になっています。

この記事では、延べ宿泊者数と外国人の推移、中国5県との比較、客室稼働率、外国人宿泊者の国・地域別の内訳を表にまとめ、英語で連絡してくるお客様が多い宿・飲食の経営者が、事務のどこを見直せるかを書きます。観光客の人数は広島県の観光客数の記事で扱っています。

英語の問い合わせへの返事や予約の確認を、AIに下書きさせる選択肢を記事の最後にまとめています →

広島県の延べ宿泊者数は2025年に何人泊だったか

2025年(1月〜12月)の広島県の延べ宿泊者数は1,163万1,520人泊で、47都道府県のなかで多いほうから13番目です(当サイトの並べ替え)。2019年とほぼ同じ水準ですが、中身は入れ替わっています。日本人は2019年より7.7%少なく、外国人は60.0%多くなりました。

項目2025年前年比2019年比
延べ宿泊者数(全体)1,163万1,520人泊▲3.7%+0.0%
うち日本人951万5,870人泊▲5.9%▲7.7%
うち外国人211万5,650人泊+8.0%+60.0%
(参考)全国の外国人1億7,992万人泊+9.4%+55.6%

延べ宿泊者数に占める外国人の割合は、広島県が18.2%、全国が27.2%です(当サイトの計算)。外国人の延べ宿泊者数は、47都道府県のなかで多いほうから14番目でした(当サイトの並べ替え)。

中国5県のなかで広島県はどの位置か

中国5県では、広島県の延べ宿泊者数は2番目の岡山県(584万5,080人泊)のおよそ2倍で、外国人は岡山県の約3.1倍です(当サイトの計算)。外国人の増え方は鳥取県(前年比+72.0%)や山口県(+29.2%)のほうが大きく、広島県は前年比では5県で最も小さい伸びでした。

県延べ宿泊者数前年比うち外国人外国人の前年比外国人の2019年比
広島県1,163万1,520人泊▲3.7%211万5,650人泊+8.0%+60.0%
岡山県584万5,080人泊+1.1%67万8,870人泊+32.1%+39.5%
山口県371万6,360人泊▲1.8%16万2,210人泊+29.2%+55.4%
島根県342万8,130人泊▲0.5%11万4,300人泊+36.5%+9.8%
鳥取県257万1,870人泊▲1.1%20万3,600人泊+72.0%+10.3%

宿の部屋はどれだけ埋まっているか

広島県の客室稼働率(全体)は64.4%で、全国8位です(全国は61.6%)。前年より1.8ポイント上がりましたが、2019年よりは4.9ポイント低い水準です。宿のタイプ別では、ビジネスホテルが76.3%(全国8位)、シティホテルが73.8%(10位)、リゾートホテルが59.0%(14位)、旅館が35.0%(35位)、簡易宿所が19.1%(24位)でした。

泊まる人の延べ数が前年より減ったのに稼働率が上がっているのは、資料の数字だけでは理由まで分かりません。部屋が埋まりやすい時期ほど、予約の変更や問い合わせへの対応が重なると当サイトは見ています。

広島県に泊まる外国人はどこの国の人が多いか

従業者10人以上の施設に泊まった外国人(189万9,630人泊)を国・地域別に見ると、米国が24万370人泊(12.7%)で最多です。次いでオーストラリア、英国、台湾、フランス、ドイツ、中国、韓国が続きます。割合は当サイトの計算です。

国・地域(多い順)広島県の延べ宿泊者数広島県での割合全国での割合
米国24万370人泊12.7%11.2%
オーストラリア14万7,350人泊7.8%4.1%
英国13万8,070人泊7.3%2.2%
台湾13万4,740人泊7.1%12.9%
フランス11万3,330人泊6.0%1.6%
ドイツ11万2,190人泊5.9%1.7%
中国11万570人泊5.8%19.7%
韓国10万3,990人泊5.5%11.5%

米国・カナダ・英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・オーストラリアの8か国を合わせると93万8,870人泊で、広島県では49.4%、全国では25.2%です。反対に韓国・中国・香港・台湾の4つを合わせると、広島県では21.0%、全国では48.4%でした(いずれも当サイトの計算)。全国では東アジアから来る人が半分を占めるのに対し、広島県では欧米豪から来る人が半分を占めています。

欧米豪のお客様が多いと、経営者の事務は何が増えるか

欧米豪から来る人が多いということは、問い合わせや予約の連絡が英語で届くことが多いということです。遠くから来る人ほど、旅行の前に宿や店のページを読み、メールや予約サイトで質問してから来ます。宿・飲食・小売の現場では、次のような事務が増えます。

  • 英語の問い合わせへの返事=送迎・チェックインの時間・荷物の預かり・食事の内容など、同じ質問に何度も返す
  • 予約の確認と変更の連絡=予約サイトやメールで届く変更・取り消し・人数の追加を確かめ、確認の文を送る
  • 案内文の用意=館内の決まり・支払い方法・アレルギーや食べられない物の確認を、日本語と英語で書き、変わるたびに直す
  • 口コミへの返信=英語で書かれた口コミを読み、内容に合わせて返事を書く

この記事は、宿泊料金や部屋数をどうするか、外国人のお客様を増やすべきかといった経営の判断をするものではありません。増えたお客様への連絡を、だれがどう抱えているかを見直す材料として数字を並べています。

この記事を読むときの注意

  • 調査の時点=2025年1月〜12月の1年間の確定値です(2026年7月6日公表)。2月27日に公表された速報値とは数字が違います。2026年10月25日に観光庁のページで資料を確かめた時点の内容にもとづいています
  • 母集団の違い=延べ宿泊者数(全体・日本人・外国人)はすべての宿泊施設、国・地域別の内訳は従業者10人以上の施設の数字です。そのため、国・地域別の合計(189万9,630人泊)は外国人の延べ宿泊者数(211万5,650人泊)と一致しません
  • 延べ宿泊者数の数え方=1人が2泊すると2人泊と数えます。泊まった人の実人数ではありません
  • 県の「観光客数の動向」との違い=広島県の資料の宿泊客数(令和7年1,185万人泊・うち外国人188万人泊)とは調べ方が違うため、数字が一致しません。この記事は観光庁の数字で統一しています
  • 当サイトの計算=都道府県の順位(延べ宿泊者数13番目・外国人14番目)、外国人の割合、国・地域別の割合、8か国・4つの合計の割合は、資料の数字から当サイトが計算したものです
  • 国籍の区分=国・地域は調査の21区分です。表にない国・地域と「その他」は表から省いています

出典

※本記事は2026年10月25日時点の公表情報にもとづいています。

この記事に出てきた仕事、AIに任せると

広島県に泊まる外国人は2019年の1.6倍になり、その半分を欧米豪から来る人が占めています。英語の問い合わせへの返事や予約の確認、日本語と英語の案内文の下書きをAIに任せ、経営者が確かめて送る形にすると、その時間が経営者と従業員に戻ります。

任せられる仕事の一覧は支援内容にまとめています。

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