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Microsoft 365 Copilot と Claude はどう違うか|料金(月3,148円と22米ドル)と働く場所、すでに Microsoft 365 を使っている会社はどちらから始めるか(2026年10月20日確認)

Microsoft 365 Copilot と Claude のいちばん大きな違いは、どこで動くかです。Copilot は Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams の中に組み込まれ、会社の Microsoft 365 にあるメールや文書をもとに答えます。Claude は独立したアプリで、Microsoft 365 とはコネクタという接続機能でつなぎます。すでに Microsoft 365 を使っている会社は、まず追加費用なしで含まれる Copilot Chat を試し、そのうえで「任せたい仕事が Office の画面の中にあるのか、外にあるのか」で、次に払う先を決めるのが順当です。

この記事では、両社の公式ページ(2026年10月20日に確認)をもとに、働く場所、料金、無料で試せる範囲、Claude を Microsoft 365 につないだときにできること、どちらから始めるかの決め方を整理します。あわせて、帝国データバンク広島支店の調査から、広島県と中国地方の企業が生成AIをどこまで使っているかを見ます。なお、当社は Claude の導入支援をしている会社です。その立場を踏まえて、どちらが優れているかの判定はしません。

道具の比較に経営者の時間を使い続ける代わりに、任せる仕事を先に決めてAIへ渡す選択肢を記事の最後にまとめています →

Microsoft 365 Copilot と Claude は、何が違うのか

違いは「働く場所」と「前提にするもの」です。Copilot は、Microsoft 365 の契約と、その中に溜まった業務データを前提にしています。Claude は、Microsoft 365 が無くても使え、必要なときに Microsoft 365 やほかのサービスへつなぎます。

比べる点Microsoft 365 CopilotClaude
働く場所Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams などのアプリの中Web、デスクトップ、モバイルのアプリ。Microsoft 365 にはコネクタでつなぐ
答えのもとMicrosoft 365 の業務データ(メール、文書、予定など)を典拠にする会話に渡した資料と、つないだサービスのデータ
前提になる契約Copilot を含む Microsoft 365 のプラン、または既存のプランへの追加(アドオン)Claude のプランだけで使える。Microsoft 365 につなぐ場合は、Microsoft の法人向けプランが要る
料金の表示円・税抜・ユーザーごと米ドル・消費税10%込み・ユーザー(シート)ごと
追加の課金一部の高度なAI機能は、使用量に応じて課金プランごとに使用量の上限がある

Microsoft のページには、Copilot の説明として「大規模言語モデル(LLM)を選択可能」とも書かれています。どのモデルを選べるかは、契約や管理者の設定によって変わるため、この記事では扱いません。

料金はいくらか(2026年10月20日確認)

Microsoft 365 Copilot を既存の Microsoft 365 に追加する場合は、1ユーザーあたり月3,148円相当(年払い・税抜)です。2026年12月31日までは、初年度に限り2,698円になるキャンペーンが載っていました。Claude のチーム向けプラン(Team のスタンダードシート)は、1シートあたり月22米ドル(年払い・消費税込み)です。

Microsoft のプラン(法人向け)1ユーザーあたり(月相当・年払い・税抜)中身
Microsoft 365 Copilot Business3,148円(キャンペーンで初年度2,698円)利用中の Microsoft 365 のプランに追加するもの
Microsoft 365 Business Standard(Copilot を含む)3,523円Office のアプリ、法人メール、Teams と Copilot をまとめたもの
Microsoft 365 Business Premium(Copilot を含む)4,797円上に加えて、メールの保護や機密データの保護などの守りの機能
Claude のプラン年払い(月あたり)月払い中身
Free0米ドルチャット、Web検索、ファイル作成など
Pro18米ドル(220米ドルを一括)22米ドル個人向け。Free より多い使用量、プロジェクトなど
Team(スタンダードシート)22米ドル27.50米ドル2〜150名のチーム向け。一元的な請求と管理、標準でモデルの学習に使わない
Team(プレミアムシート)110米ドル137.50米ドルスタンダードシートの5倍の使用量

Microsoft の表は「Teams が含まれるプラン」の年払いの表示を写したものです。Microsoft は円・税抜、Claude は米ドル・消費税込みで表示しているため、2つの表の数字をそのまま並べて、どちらが高い安いとは言えません。円にしたときの金額は、支払いの日の為替で変わります。

無料で試せる範囲はどこまでか

Microsoft は、対象の Microsoft 365 のプランを使っている人に、Copilot Chat を追加費用なしで含めています。Copilot Chat は Web を典拠にする AI アシスタントで、Copilot in Outlook と Microsoft Copilot アプリも含まれる、と Microsoft の質問集にあります。Word や Excel の中で業務データを使う Copilot は、有料の Copilot を追加したときの機能です。

Claude は Free プランが0米ドルで、Web、デスクトップ、モバイルでのチャット、Web検索、ファイル作成、会話をまたいだメモリなどが使えます。会社で使う場合は、入力した内容の扱いや管理の機能がプランによって違うため、無料の範囲で試すときも、お客様の情報は入れないと決めておくのが安全です。

試し方費用試せること
Copilot Chat対象の Microsoft 365 プランに追加費用なしWeb を典拠にしたチャット、Outlook の中での補助
Microsoft 365 Copilot の無料試用1か月(その後は自動で有料に切り替わる。申し込みにクレジットカードが要る)Word、Excel、Teams などの中での Copilot
Claude Free0米ドルチャット、Web検索、ファイル作成など。使用量に上限あり

Claude を Microsoft 365 につなぐと、何ができるのか

Anthropic のヘルプセンターによると、Microsoft 365 コネクタは Free、Pro、Max、Team、Enterprise のすべてのプランで使えます。つなぐと、Claude から SharePoint、OneDrive、Outlook、Teams を横断して検索できます。

確かめる点ヘルプセンターの説明
読めるものメール(Outlook)、予定表、Teams のチャットとチャネル、会議の文字起こし、OneDrive と SharePoint のファイル(Word、Excel、PowerPoint、PDF、テキスト、CSV など。OneNote は読めない)
書き込み標準は読み取りだけ。管理者が書き込みを有効にした場合に限り、メール送信、予定の作成、ファイルの作成・更新、Teams への投稿ができる
見える範囲その人が Microsoft 365 で見る権限を持っているデータだけ。見えないものは Claude からも見えない
前提Microsoft の法人向けプランにひもづく Microsoft Entra のテナントが必要。@outlook.com などの個人のアカウントではつなげない
最初の設定Microsoft Entra のグローバル管理者が、1回だけ同意を与える。Team と Enterprise では、Claude の組織の所有者もコネクタを有効にする

つまり、Claude を Microsoft 365 につなぐには、会社の Microsoft 365 の管理者の手が1回は要ります。ひとり経営者や少人数の会社で、管理者が誰かが決まっていない場合は、そこから確かめることになります。

すでに Microsoft 365 を使っている会社は、どちらから始めるか

ここからは当サイトの考えです。道具を先に選ぶより、任せたい仕事がどこにあるかを先に書き出すほうが、迷いが短く済みます。

任せたい仕事の場所始め方の目安
Outlook のメール、Teams の会議、Word や Excel の文書の中で完結するまず追加費用なしの Copilot Chat で試し、足りなければ Copilot を追加して、アプリの中での補助を見る
Office の外の仕事(Web の調べもの、長い資料の読み込みと要約、手順書づくり、ほかのサービスとの連携)が多いClaude を少人数で試し、必要になったら Microsoft 365 コネクタでメールや文書につなぐ
両方あるどちらか1つに決めなくてよい。月の費用と、誰が何に使うかを先に決め、1つの仕事で1か月試してから広げる

どちらを選んでも、決めておくことは同じです。入れてよい情報の線、出てきた文面を人が確かめる場所、うまくいった頼み方を会社の手順として残すこと、の3つです。たとえば会議の議事録なら、Teams の文字起こしをもとに要点と宿題の一覧を作らせ、担当の方が日付と金額と人の名前だけを元の記録と見くらべてから配ります。下書きを一から作る時間が、経営者と担当の方に戻ります。

広島県と中国地方の企業は、生成AIをどこまで使っているのか

帝国データバンク広島支店の「中国地方・生成AIに関する企業の動向調査(2026年3月)」では、生成AIを業務で活用している広島県の企業は34.7%(236社のうち82社)でした。活用している中国地方の企業の主な業務は「文章の作成・要約・校正」が44.8%で最多です。

順位懸念・課題(中国地方の661社・3つまで)割合
1情報の正確性50.2%
2生成AIを活用すべき業務の範囲40.1%
3専門人材・ノウハウ不足39.2%
4情報漏洩のリスク32.2%
7システム導入への資金不足13.3%

懸念の2位は「どの業務に使うか」で、資金不足は7番目でした。どの道具を選ぶかより手前の、使い道と確かめ方のところで止まっている企業が多い、という並びです。Copilot と Claude のどちらを選ぶ場合も、この2つを先に決めておくと、契約してから使われないまま、という状態を避けやすくなります。調査の詳しい数字は広島県の生成AI活用率の記事にまとめています。

この記事を読むときの注意

  • 確認日=料金と機能は、2026年10月20日に Microsoft の「小規模ビジネス向け Microsoft Copilot」のページ、Claude の「プランと料金」のページ、Anthropic ヘルプセンターの「Microsoft 365 コネクタを設定する」のページで確かめたものです。料金、キャンペーン、機能は予告なく変わることがあります。契約の前に、必ず公式ページで最新の内容を確かめてください
  • 表示の違い=Microsoft は円・税抜、Claude は米ドル・消費税10%込みの表示です。円への換算はしていません
  • Microsoft の表=「Teams が含まれるプラン」の年払いの表示です。月払いや「Teams が含まれないプラン」の金額は載せていません。キャンペーン価格は、対象のビジネスプランを使っている既存の顧客の初年度に限られます
  • 扱っていないこと=大企業向けのプラン(Microsoft 365 E3・E5、Claude Enterprise)、Copilot で選べるモデルの種類、個人向けのプラン、入力した内容の扱いの細かな規約は扱っていません
  • 当社の立場=当社は Claude の導入支援をしています。どちらの製品が優れているかの判定はしていません
  • 調査の数字=帝国データバンクの調査は、答えた企業の意識調査です。広島県だけの数字があるのは活用状況の表で、懸念・課題と活用業務は中国地方の全体の数字です

出典

※本記事は2026年10月20日時点の公表情報にもとづいています。

この記事に出てきた仕事、AIに任せると

Copilot でも Claude でも、最初に決めるのは道具ではなく、メールの返信、会議のまとめ、資料の下調べのうち、どの仕事を渡すかです。渡す仕事と確かめる場所が決まれば、どちらの道具でも同じ手順で回せます。

任せられる仕事の一覧は支援内容にまとめています。

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