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広島でAI導入の相談はどこへ|県の無料の伴走支援・よろず支援拠点・地域の支援センター・民間の導入支援の使い分け【2026年】

広島県の中小企業がAIの導入を相談できる先は、大きく分けて4つあります。県の「AI導入伴走支援」、国が設置する「広島県よろず支援拠点」、県内6か所の「中小企業支援センター」、そして民間の導入支援です。前の3つは無料で、民間の導入支援は費用がかかります。

ただし、県の伴走支援は令和8年度の枠が20社で、申し込みは7月10日に締め切られています。いまから相談するなら、よろず支援拠点か地域の支援センターが入口になります。それぞれの中身と、民間の支援との使い分けを順に整理します。

窓口で「何から始めるか」を整理したあと、実際に仕事をAIへ渡す形まで作る進め方を記事の最後にまとめています →

広島でAI導入を相談できる窓口はどこか

2026年9月29日時点で、広島県内の中小企業・個人事業主が使える主な相談先は次の4つです。

相談先運営費用向いている相談
AI導入伴走支援(県のプログラム)広島県(運営は事務局に委託)無料数か月かけて、課題の整理からAIの試行まで伴走してほしい
広島県よろず支援拠点国が全国に設置無料・何度でも経営の相談の中で、AIやSNS、DXの使い方も聞きたい
地域中小企業支援センター広島県(県西部は広島市と連携)窓口相談は無料地元の商工会議所の中で、経営全般やITの活用を相談したい
民間の導入支援導入支援の会社有料自社の仕事に合わせてAIを設定し、使える形で受け取りたい

県のAIの取り組みでは「広島AIラボ」という名前もよく見かけます。こちらは令和6年9月に県庁内に置かれた研究の組織で、県職員と外部の人材がAIの使い道を探っています。会社からの相談を受ける窓口ではありません。

県の「AI導入伴走支援」とはどんなプログラムか

広島県が主催する、県内の中小・小規模事業者20社を対象にした無料の伴走プログラムです。県のDX推進コミュニティのページでは「中小・小規模事業者DX導入着手支援(伴走支援)」という名前で案内されています。

項目内容(令和8年度)
対象従業員100名以下の県内事業者(20名以下を優先)。個人事業主も対象。本社が県外でも県内に事業所があれば可
参加する人経営者本人(意思決定に関わる経営層・決裁権のある責任者は可)。担当者だけの参加は原則不可
業種・AIの経験業種は問わない。生成AIを触ったことがなくてもよい
枠20社。確認事項への回答や面談をもとに審査して選ぶ
内容個別の伴走6回(各回90〜120分)と集合研修2回。業務の棚卸し、課題の特定、AI活用の設計・試行・実行、効果の測定と自走化
期間7月から10月
費用プログラム期間中のコンサル費・AIツール費は無料
募集7月10日で締め切り(受付は終了)

経営者本人が参加する前提で、6回の個別の打ち合わせを通して「自社のどの仕事にAIを使うか」を決め、試し、手順書にするところまで進める内容です。来年度も同じ募集があるかは、この記事の時点では確認できていません。

よろず支援拠点では何を相談できるか

よろず支援拠点は、国が全国に設置している無料の経営相談所です。広島県よろず支援拠点は、相談は何度でも無料で、窓口とオンラインのどちらでも受けています。サイトでは相談できることの例として「SNS・AI・DXを活用したい」を挙げており、生成AIの活用事例の共有会も開いています。

令和7年度の相談実績は6,225件です。福山市の広島県福山庁舎の中にサテライトの窓口もあります。

AIの話だけでなく、売上や資金繰り、人の採用など、経営の相談とあわせて聞けるのがこの窓口の特徴です。「AIを入れるべきかどうか」から話したいときの入口に向いています。

地域の中小企業支援センターはどこにあるか

広島県は、県内5か所の商工会議所の中に「地域中小企業支援センター」を置き、県西部は広島市中小企業支援センターが受け持っています。窓口の相談は無料で、県のページには相談の例として「ITをもっと活用したい」が挙がっています。

センター場所受け持つ地域
呉呉商工会議所内呉市、江田島市
尾道尾道商工会議所内尾道市、三原市、世羅町
福山福山商工会議所内福山市、府中市、神石高原町
三次三次商工会議所内三次市、庄原市
東広島東広島商工会議所内東広島市、竹原市、大崎上島町
広島市(県西部)広島市産業振興センター内広島市、大竹市、廿日市市、安芸高田市、府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸太田町、北広島町

竹原市の事業者の窓口は、東広島のセンターです。センターごとに置いている専門家の分野が違い、たとえば三次のセンターは火曜日と木曜日にIT支援の相談日を設けています。まずは地元のセンターに電話で、AIやITの相談ができる日を確かめるのが確実です。

公的な支援と、民間の導入支援はどう使い分けるか

いちばん大きな違いは、「何から始めるかを一緒に考える」ところで終わるか、「自社専用に設定したAIを受け取る」ところまで進めるかです。

見るところ公的な窓口民間の導入支援
費用無料有料
受けられる時期よろず・支援センターはいつでも。県の伴走支援は募集の時期と枠(20社・審査あり)がある依頼した時点から
主な中身相談・助言・研修。課題の整理や使い方の案内自社の仕事に合わせた設定を作り、使える状態にして渡す
向いている段階AIを入れるか決める前。何に使えるかを知りたい任せたい仕事が見えていて、設定を作る時間が取れない

まずは無料の窓口で「うちの会社ならどの仕事か」を整理し、そのうえで設定づくりを外に頼むかを決める順番でも、まったく問題ありません。県の伴走支援に選ばれた会社でも、プログラムが終わったあとの運用や、別の仕事への広げ方は自社で進めることになります。

一方で、見積書の下書き、メールの返信、議事録や日報のように、任せたい仕事がすでに決まっている場合は、その仕事に合わせてAIを設定するところから始められます。Claude(クロード)のようなエージェント型AIは、契約すれば誰でも使い始められますが、自社のやり方を覚えさせる設定づくりに経営者の時間が要ります。その時間をどう用意するかが、頼むかどうかの分かれ目です(くわしくは自分で育てるか、頼むかにまとめています)。

Trash-Bに相談できること

合同会社Trash-Bは、宮城県仙台市でClaude導入支援を行っている会社で、広島県竹原市にも拠点があります。任せたい仕事を一緒に選び、御社専用の設定ファイルと業務ごとのAIエージェントを作って、使える状態で引き渡します。

  • 料金=ひとつの仕事を任せる形で25万円から(税別・一括の目安。月々のお支払いではありません)。くわしくは料金へ
  • 対応地域=オンラインは全国どこでも。対面は広島県内へお伺いします。竹原・三原・東広島は特にお伺いしやすい地域です
  • 導入先の声=眼鏡店・歯科・内科・テニススクール・住宅リフォームの5社が、何に使っているかをお客様の声で紹介しています
  • 任せられる仕事=メールの返信、見積書、議事録など、仕事ごとの進め方を支援内容にまとめています

公的な窓口と比べてどちらがよいかを決めるための相談だけでも歓迎です。

この記事を読むときの注意

  • 時点=2026年9月29日時点で各機関のページに載っている情報です。相談日や窓口は変わることがあるため、利用する前に各機関へ確かめてください
  • 県の伴走支援=令和8年度の募集の内容です。来年度に同じプログラムがあるか、条件が同じかはわかりません
  • ここに挙げた以外の窓口=商工会議所・商工会の経営指導や、市町の独自の相談窓口もあります。本記事ではAI・ITの相談を受けると公式に案内している窓口に絞りました
  • 費用の「無料」の範囲=支援センターは窓口の相談が無料で、専門家の派遣では費用がかかる場合があると案内されています

出典

※本記事は2026年9月29日時点の公表情報にもとづいています。

この記事に出てきた仕事、AIに任せると

窓口で整理した「任せたい仕事」は、使える形にして渡して初めて経営者の時間が戻ります。手をつける順番は、毎日のメールの返信を下書きさせる、打ち合わせの内容を記録に残させる、仕事の手順を手順書にして誰が見てもたどれるようにする、の3つです。

メールの返信を任せる進め方はメールの返信に、手順書づくりを任せる進め方は社内マニュアルにまとめています。

ご相談について

「どの作業なら任せられるのか、まだ分からない」という段階で、まったく問題ありません。オンラインは全国どこでも対応します。対面をご希望の場合は広島県内へお伺いします。竹原市に拠点があるため、竹原・三原・東広島は特にお伺いしやすい地域です。

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